ガチャッ 下駄箱を開ける音が嫌に響くこの学校。 靴の上には一通の手紙。放課後には1回の呼び出し。休み時間中1回はある口説きの言葉。 毎日の日課になってしまった、こんな日常。 周りは私のことをモテ子と言っておだてるけど、実際の私はそこまで関心がなくて、毎日がよく分からなくて、ただ矛盾を感じてた。 私、「ハルカ」の日常は。 ─ある日の休み時間。 教室のドアが勢いよく開いて、大きな武器みたいなヤツを持って入って来たそいつは、私の心を一瞬にして奪ってしまう人なんだと、私自体。まだ気づいていなかった・・・。 「こんクラスにモテ子ちゃんがいるって聞いてきたんでィ。 いますけェ?」 一瞬にして静まるクラス。そして目線は私に来る。 クラスの1人が私を指差した。 「・・・あんたか」 目の前の光景がよく分からなかった。 こくりとうなずく私を目に映し、そいつは強引に腕を引っ張って、外へと出た。 「アンタ・・・何なん!?どこの人ですか!?何する気!?意味が分かんないよ・・・!!」 「沖田総悟」 「総悟・・・!?」 必死に抵抗して、そのつかまれた腕を振り払おうとする。 しかし離されない。その腕は強い力で握られた。 「痛っ・・・痛い!」 そういうとそいつは腕をパッと離した。 私はペタンとその場に座り込む。 「・・・私が何したって言うんですか」 大きな武器を持ってて、今にも殺されそう。そんな怖いイメージがどんどん出てきて、どうしようもなかった。 「アンタさんが俺のここにあったけェもん注いだ。そんだけでィ」 「はっ・・・!?」 そいつは自分の胸に手を当てて言った。 「私はあんたの・・・何なんですか・・・!?」 「守るべき人。」 「・・・!?」 突然現れた、この謎の男。訳の分からんこの人によって、私の人生は右往左往されることになるのであった・・・。 「訳が分からないよ・・・!!?」 *;・.+゜ [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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