1/16ページ目 日曜日午前9時半。 「ごめん、遅くなった」 「いえ、今9時半になったばかりですから」 「じゃ、行こうか」 仲良く歩き出す少女と少年。 言わずもがな、美希とハヤテである。 よく見ると、しっかりと手を繋いでいる。 「ところで、今日は何の映画を見るんですか?今話題の映画と言っても、いくらかありますけど」 「内緒♪」 いたずらっぽく笑う美希。 そんな彼女を見て、思わずハヤテも微笑む。 「そういえば、ずっと言いたかったんだけど」 「何ですか?」 「そろそろ敬語とさんづけ、止めて欲しいかなって」 「それはその・・・」 「美希って呼び捨てで呼んでみてくれる?」 「美希・・・・・・・・さん///」 小さくさんづけをしてしまう。 そして、恥ずかしかったのか顔が真っ赤になっている。 そんな彼の様子を見て、美希はクスっと微笑んだ。 「・・・しょうがないわね。ま、いきなりは無理だろうし、そのうちでいいわよ♪」 「ありがとうございます」 「あ、そろそろ着くわよ」 美希の言うように、話しているうちに映画館の前まで来ていた。 そして二人はチケットを買うと、映画館の中に入っていった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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