1/12ページ目 9月8日。その日もヒナギクは白皇学院に聳え立つ時計塔、その内部の生徒会室にいた。 そして、ハヤテとナギも。 「じゃあ、ハヤテ君、ナギ、頼んだわよ」 「分かりました」 「任せておけ」 そう言うと、ハヤテとナギは生徒会室を後にする。それを見届けたヒナギクは、おもむろに携帯を取り出すと、メールを起動し、誰かにメールを送った。 翌日。 「おはよう、美希ちゃん、ヒナちゃん」 「おはよう、泉」 「理沙は?」 「もうすぐ来ると思うよ」 普段と変わらない朝。いつものメンバー。そしてそこに、ナギとハヤテが現れる。 「おはようございます、みなさん」 「おはよー、ハヤ太君♪」 「ナギ、ハヤテ君、おはよう」 「ん?朝風はどうした?」 「もう来ると思うよ。なんか、少し寝坊したんだって」 噂をすれば何とやら。その時、声が聞こえた。 「すまん、遅くなった」 「あ、おはよう、理沙ちん」 「みんな揃ったし、教室行こう」 美希の言葉に、教室向けて歩き出す。その道中も、話し声は絶えない。 そうしてその日も、一日が始まった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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