ハヤテ小説

9月9日
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9月8日。その日もヒナギクは白皇学院に聳え立つ時計塔、その内部の生徒会室にいた。
そして、ハヤテとナギも。

「じゃあ、ハヤテ君、ナギ、頼んだわよ」
「分かりました」
「任せておけ」

そう言うと、ハヤテとナギは生徒会室を後にする。それを見届けたヒナギクは、おもむろに携帯を取り出すと、メールを起動し、誰かにメールを送った。






翌日。

「おはよう、美希ちゃん、ヒナちゃん」
「おはよう、泉」
「理沙は?」
「もうすぐ来ると思うよ」

普段と変わらない朝。いつものメンバー。そしてそこに、ナギとハヤテが現れる。

「おはようございます、みなさん」
「おはよー、ハヤ太君♪」
「ナギ、ハヤテ君、おはよう」
「ん?朝風はどうした?」
「もう来ると思うよ。なんか、少し寝坊したんだって」

噂をすれば何とやら。その時、声が聞こえた。

「すまん、遅くなった」
「あ、おはよう、理沙ちん」
「みんな揃ったし、教室行こう」

美希の言葉に、教室向けて歩き出す。その道中も、話し声は絶えない。
そうしてその日も、一日が始まった。
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