1/4ページ目 空の青く澄み切ったある日の午後の事。 三千院家では、今日も平和な一日が流れていた。 「ハヤテ!」 「何でしょう、お嬢様」 「野球しよう!」 「え・・・?野球ですか?」 突然の事に驚くしかないハヤテ。 だが、そんな驚きもすぐに消える。 何故ならナギのその手には、【タッ○】や【○2】などの野球漫画があったから。 そして、部屋の中を見渡すと、そこら辺にも【クロス○ーム】とか言った野球漫画が転がっていた。 「(あー・・・漫画に影響されたんですねー)いいですけど・・・」 「よし、じゃあ9人集めるぞ!」 「へっ?試合でもするんですか?」 「もちろんだ!」 言い切ったナギにハヤテは一瞬唖然とする。9人だと試合は出来ない。せめて2チーム分、18人いないと・・・。 ナギはどうするつもりなのだろう。 考えは深まるばかりである。 「あの・・・お嬢様、9人じゃ1チームしか出来ませんよ?どうするつもりですか?」 「あっ・・・」 どうやらそこまでは考えていなかったらしい。 何はともあれ、メンバー集めが始まる。 結局、18人集めて2チーム作った。 1週間ほど練習し、今日は試合。 「それにしても・・・ほんと、いつも唐突よね」 「はは・・・お嬢様、漫画に影響されやすいですから」 ナギを見ながらヒナギクとハヤテが話していた。 ハヤテは苦笑した。 「ヒナギク、ハヤテ。タッ○の達○とコ○ローみたいに素晴らしい連係プレーをするのだぞ」 「よく分からないけど・・・。ハヤテ君、宜しくね♪」 「ええ」 漫画とかには疎いヒナギクには、ナギの言っている事がさっぱり分からなかった。 そして、そのすぐ近くで。 「タッ○か・・・。あれは面白いよな」 「うんうん♪和○が交通事故で死んだ時は思わず泣いちゃったよ」 「朝○南が可愛いな」 「野球漫画と言えば、お○振りも面白い」 「だねー♪私は○2も好きだけど」 美希・泉・理沙の生徒会三人娘が野球漫画について話していた。 もし止める人がいなければ、永遠に続いているだろう。 「よし、そろそろ始めようか」 「そうですね」 ナギの一言で、試合は開始されたのだった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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