ハヤテ小説

その答えは・・・
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「あれから1ヵ月か・・・」


三千院家の屋敷の自室で、ふとカレンダーを見ながら一人の少年が呟いた。
その視線の先に見えるのは、「14」という数字。
少し視線をずらすと、「3」とある。
数字の表す意味は、つまり、「ホワイトデー」というものだった。


「うーん・・・去年クッキーだったから・・・今年はどうしよう・・・」
『何せ、本命渡されたんだろ?』


割り込んでくる声。
それは。


「って、神父さん。いつからいたんですか。というか、何故それを」
『知ってるから』
「答えになってないですよ・・・」
『で、返事はするのか?』
「えっと・・・」


何やら色々悩み始める様子を見た神父は、そっとその場を離れたのだった。
そして、悩みぬいた末に、ハヤテは何かを決心した。
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