1/2ﾍﾟｰｼﾞ目 いつからだろうか。 私は、一人の男の子に恋をしていた。 最初はただのからかい相手に過ぎなかったのに・・・。 いつからか、自分でも気づかないうちに彼が好きになっていた。 どうして好きになったのかは分からない。 けれど、確実に恋をしていたんだ。 おそらくこの気持ちを彼に伝える日は来ない。 だって、私が恋をした相手は、大切な親友の想い人だから。 ヒナが、想いを寄せる人だから。 私は、ヒナを傷つける人を許さない。 ずっと、そうだった。 この想いを伝えれば、きっと確実にヒナは傷つくから。 ヒナを傷つけたくないから。 だからきっと、想いを打ち明ける事はない。 そう決めたんだ。 なのに、この気持ちは日に日に強くなっていくの。 想いを伝えたいと強く思ってしまう。 ヒナを傷つける事はしない。 この想いは、断ち切ってしまおうと、そう決めたのに。 私はどうすればいい？ 彼への思いを断ち切る事は出来ない。 けれど、ヒナを傷つけたくは無い。 ヒナと、変な関係にはなりたくない。 今のまま、親友のままでいたい。 けれど、彼に想いを伝えたいと思う気持ちがある。 これは、私の我がままなんだろうか。 考えれば考えるほど、苦しくなる。 こんなこと、あの二人にも相談出来ない。 最近、ずっと同じ事を考えて、苦しい思いを繰り返す。 いっその事、両方を選んで楽になれたら。 それは、私の勝手な我がままなのかしら。 ねぇ、私はどうすればいい？ ヒナ、ハヤ太君･････････。 fin. [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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