ハヤテ小説

ある日の事。
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ここは、三千院家のリビング。

「そういえば、明日は伊澄の誕生日だっけ」
「え、そうだったんですか・・・?」

ふと思い出したように言うナギ。
ハヤテは、伊澄の誕生日を知らなかったため、思わず聞き返してしまう。

「何かしてやりたいな」
「ええ。この間の花菱さんの時みたいに、誕生日パーティーでもします?」

つい2週間ほど前に美希の誕生日会をしたばかりだ。まあ、誤解とか色々あり、少し大変だったのだが。
ただ一つ言えるのは、この出来事で美希やヒナギク達の友情が更に強くなったという事だろう(詳しくは、美希の誕生日小説「9月9日」参照)。

「とりあえず、咲夜とワタル呼ぶか」
「そうですね。では僕はワタル君に連絡してきますので、お嬢様は咲夜さんに・・・」

言いかけて、窓が割れる音がした。
振り向くとそこには。

「なんや、面白そうな話しとるなぁ」
「咲っ!?」

咲夜が来ていた。いつになくまた、突然の登場である。

「何時の間に此処へ?」
「さっき来たんや。ナギと遊ぼうか思って」
「まあ、ちょうどいい」

そうして、咲夜登場から数分が経過して。
リンゴーン。








「あら、誰か来たみたいですね」

玄関へ向かうマリア。
戻ってきた時に連れてきた、その人物は。

「おい、ナギ」
「ワタルっ!?」

ワタルであった。噂をすればなんとやら、ではないにしても、これまた唐突な登場である。

「ナギ、お前に貸してるビデオ、昨日までだぞ」
「あ・・・。ちょっと待ってろ。というか、今から明日の伊澄の誕生日会について話するからお前も参加しろ」
「伊澄の・・・!?分かった」

伊澄の事を考えて少し顔が赤くなるワタル。
伊澄に告白しようとしつつも、ヘタレなので未だに出来ていない。

「明日、伊澄さんに告白したらどうや?」
「明日っ!?そんないきなり・・・」
「自分、伊澄さん好きなんやろ?」
「そりゃそうだけど・・・」

咲夜に言われまくりのワタル。伊澄の前ではたじろいで告白など出来ない。これでは、一緒の学校に行く意味0である。

「おい、ワタル。これだろ?」
「お、それそれ。というか、ちゃんと期限までに返せよな」
「どうせ借りるのはお前のコレクションだし」
「関係ねぇよ」

何とも不毛な言い争いである。と、そこへまたしてもチャイムの音。

「今度は誰でしょうか」

そう言いながら玄関へ向かったマリアが連れて戻ってきたのは。

「こんにちは、ハヤテ君」
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