ハヤテ小説

タイトル未定。
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「ハヤ太君、今度の日曜日、暇か?」
「暇ですが・・・何ですか、花菱さん?」

白皇学院のとある教室。
美希は、唐突にそんな事を聞いてくる。

「いや、暇だったら一緒に遊園地でもと思って」
「遊園地ですか?」
「ああ。どうかな?」
「いいですけど・・・なんで僕なんですか?ヒナギクさん達と行ったりしないんですか?」
「たまにはいいだろう?」

そんなこんなで、遊園地に行く事が決定した。






そして、次の日曜日。
遊園地に着いた二人は、色々回った。

「次はジェットコースターなんてどう?」
「いいですね」

柄にも無く、心から楽しんでいる二人。
傍から見ると、恋人同士のようにも思えるほど。
そして、時が過ぎるのは早いもので。

「もうこんな時間ですか・・・」
「じゃあ、最後にあれ、乗ろうか」

美希が指差したのは、観覧車。
やはり、最後はこれしかない。
ということで、早速乗り込む。

「今日はお誘い、ありがとう御座いました。とっても楽しかったですよ」
「私の方こそ、楽しかった」

夕日が、二人を照らす。
そして、頂上に着こうかという時。
何かを決心したかのように。
美希は言った。
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