ハヤテ小説

ちょっと特別な一日
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とある日の朝。

空は見事に晴れていて、雲ひとつないとても良い天気で。

小鳥がさえずるのを聞きながら、一人の少女が目を覚ました。



「ん〜・・・」



背伸びをする。

そして、ふとカレンダーに目を向けて気がついた。



「5月15日・・・私の誕生日だ・・・」



そう、今日は5月15日。

まぎれもなく、この少女ー西沢歩ーの誕生日だった。











「ハヤテ君、ナギ」

「何ですか、ヒナギクさん?」

「今日、放課後どんぐり来てくれる?」



場所は変わって、此処は白皇学院生徒会室。

ついでに現在、昼休み。



「別に構わないが・・・また突然だな」

「いいじゃないですか、バイト先なんですし。でも、ほんとに突然ですね」

「二人とも、今日が何の日か知ってる?」



首を傾げるナギ。

そして、ハヤテは少し考えた後で、ふと何かに思い至る。



「今日は確か5月15日・・・西沢さんの誕生日ですよね?」

「その通りよ。それでね、お祝いしたいのよ。今日の放課後、喫茶店を貸切にしてもらったから、思う存分出来るし」

「貸切って・・・」

「あそこ、もともとあまりお客さん来ないし、マスターに事情を話したらあっさり許可してくれたわ」



その時の光景を思い出したのか、ヒナギクはふと微笑んだ。

せっかくなのだから、祝わないわけにはいかない。

というより、思いっきり祝ってあげたかった。



「ハムスターの誕生日か・・・ま、折角だし少しくらい祝ってやるか」

「そういう事なら、私たちも行ってやらないわけにはいかないな」

「うんうん♪」

「折角だからな」



突然割り込んできた、聞きなれた3つの声。

三人が振り返ってみると。

そこには思ったとおりの人物達がいた。






「あなたたち、いつの間に・・・」

「さっきからいたよ♪」

「ほんとに気がつくと後ろにいたりしますよね・・・」

「それが私たち動画研究部なのだよ、ハヤ太君」



そう、そこにいたのは、生徒会三人娘だった。

いつの間にか話を聞いていたらしい。

行く気満々で話を進めていた。



「実はプレゼントは既に用意してたりするし」

「っていうか、あなたたち、歩の誕生日知ってたの?」

「美希ちゃんが調べててくれたんだよ♪」

「調べるのは得意だから」

「そういうことだったのね」



楽しみにしてる中、時は矢の様に早く過ぎていった・・・。
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