1/5ページ目 「ねぇ、ふと思ったんだけど」 「何ですか?ヒナさん」 「あの時理沙が渡してたDVD、何だったの?」 それは、バイト中の事だった。 とはいえ、客はほとんどいないけれど。 「あのDVDですか?あれは・・・その・・・ハヤテ君の画像集でした」 「ハヤテ君の?」 「盗撮みたいでしたけど」 「盗撮って・・・懲りないわね、あの子達も・・・」 ヒナギクの言葉を聞いて、苦笑する。 盗撮とはいえ、かなり上手く取れていて、思わず見入っていたほど上出来だった。 同時に、盗撮って犯罪じゃないかなとか思ってみたりもしたけれど、深く追求はしない事に決めた。 「それで、貴方はそれをどう思ったの?」 「え?」 「だ、だから・・・ハヤテ君の盗撮画像見て、どう思ったかって聞いてるのっ」 「その・・・やっぱりハヤテ君はかっこいいなぁって・・・」 歩のその表情を見て、思わずDVDを見てみたい衝動に駆られる。 どんな姿が映っていたのだろうかと気になって仕方がなかった。 そんな事を考えていて、ふと歩の方を見ると、彼女は何か決意したような表情をしていた。 「あの、ヒナさん。私、決めました」 「な、何を?」 「私、ずっと保留にしてた告白の答え、聞きに行こうと思います。どんな答えが返ってくるか分からないし、怖いけど・・・でもやっぱり聞きたいんです」 固い決意なのがよく分かるほどの真剣な表情。 それを見たからこそ、ヒナギクは。 「そう。頑張ってね」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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