ハヤテ小説

一年で一番大事な日
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「明日はハヤテ君の誕生日ですね」
「そうだな」

三千院家。
マリアとナギは、カレンダーを見ながら話していた。
ちなみにハヤテは外出中。

「そういえばハヤテ君、誕生日もまともに祝ってもらえなかったそうですよ」
「じゃあ、明日はハヤテをびっくりさせてやろう」

こうして、誕生日パーティーの決行が決定した。
そしてナギは、ある人物に電話を入れる。

「もしもし、ヒナギクか?明日・・・」



翌日、11月11日。

「ハヤテ、今日は何の日だ?」

突然ハヤテに質問するナギ。
少し困惑しながらも、ハヤテは答える。

「今日ですか?何かありましたっけ・・・?」
「質問を変えよう。今日は何月何日だ?」

ナギのその質問に、ハヤテはふとカレンダーを見る。
そして、何かに気づいたような表情で答えた。

「11月11日・・・僕の誕生日ですね」
「その通りだ。というわけで、今日の夜、お前の誕生日パーティーするから」
「ありがとう御座います。今日は一番いい誕生日になりそうですよ。何せ、僕の両親は・・・」
「あー、事情は知ってる」

ハヤテが過去を話そうとすると、それをナギが制止する。
そして。

「パーティーは夕方からなので、楽しみにしていて下さいね」

マリアが笑顔でそう言った。
その隣では、ナギも笑っていた。



その頃、桂家には、生徒会三人組が来ていた。

「誕生日パーティーって夕方からだっけ?」
「そうらしいわよ」

ヒナギクたちが話しているのは、もちろんハヤテの誕生日パーティーの事だ。

「プレゼント、まだ買ってないよ?」
「私もまだだな」
「じゃ、夕方までプレゼント買いに出かけようか」

決まってしまえば、行動は早かった。
こうして、ヒナギクたちはハヤテの誕生日プレゼントを買いに出かけたのだった。



レンタルビデオタチバナ店内。

「そういや、今日って借金執事の誕生日だっけ」

ふと呟くワタル。
そして、その呟きを聞いて歩は。

「そっか、今日って11月11日だっけ。あーっ、まだプレゼント買ってない」

何故此処に歩がいるのか。
それはただ単純に、歩がワタルの店にビデオを借りに来ていたからに過ぎない。
ふいに電話が鳴る。

「もしもし。あ、ナギか。どうした?」

ナギからだった。

『今日の夕方からハヤテの誕生日会をやるから来てやってくれ』
「分かった」

そうしてワタルは電話を切る。
そして。

「借金執事の誕生日会か」
「え、ハヤテ君の誕生日会っ!?」

ハヤテの誕生日会の事を聞いた歩は、行く気満々であった。




・・・こうして、それぞれの昼は過ぎていったのだった。
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