1/5ページ目 プロローグー全ての始まりはー 「ねぇ、今日の夜、肝試ししない?」 突然そう提案したのは、瀬川泉。 「お、どこでやるんだ?」 「うーん・・・旧校舎?」 真っ先に話に乗ってきたのは朝風理沙。そして泉の言葉に一瞬はっとしたのは。 「旧校舎は本当に出るらしいけど・・・」 花菱美希だった。白皇の旧校舎には、実際にお化けとかが出るという。 「私はパス」 「私もパスでいいかしら?」 そう言ったのは、三千院ナギと桂ヒナギク。ナギもヒナギクも、お化けは苦手なのである。 「えー、みんなでやろうよー」 「突然その日にやろうって言われても困るんだけど?」 「そう言いつつ、本当はお化けとか苦手なんじゃないの?」 ヒナギクの言葉を聞き流して、ニヤリと微笑を浮かべ、からかうように言ったのは美希だった。 「なっ!?私がお化け苦手なわけないじゃない。そこまで言うなら、今日行くわ」 「じゃ、ヒナは参加決定だな。ナギはどうしても来ないのか?」 美希の挑発に乗ってしまうヒナギク。本当のところ、強がりなのだが・・・大丈夫なんだろうか・・・。一方で、理沙はどうしてもナギを来させたがっていた。 「私はそういうのは・・・」 「何だ?もしかして、苦手なのか?」 「そういうわけでは・・・!よし、ハヤテが行くなら私も行こう。ハヤテ、どうする?」 「え・・・。えっと・・・」 突然話を振られて戸惑っているのは、綾崎ハヤテ。 「来るの?来ないの?」 「・・・行きます。だから、お嬢様も参加しましょう」 ヒナギクに言われて、行こうと決めたハヤテであった。 「分かった、私も行こう」 ナギが答えたその時。 「何か楽しそうな話してるじゃない」 教室のドアがガラリと開いて入ってきた人物がいた。それは。 「お姉ちゃん!?」 「桂先生!?」 ヒナギクの姉にして、白皇学院の世界史教師、桂雪路その人であった。 「あ、桂ちゃん。桂ちゃんも肝試し参加する?」 「ちなみに場所は旧校舎だ」 早速雪路を誘う泉と理沙。 「旧校舎・・・?うーん・・・行くわ、面白そうだし」 メンバーを見て決めた雪路。 こうして、肝試しをする事が決まった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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