1/2ﾍﾟｰｼﾞ目 また、みんなでこの桜を 見たいから。 「綱さぁぁぁぁん！！ 遅いですよぉ！！」 「うっせぇアホ女！！ 十代目はお忙しいんだよ！！」 「ご、ごめんね、待たせちゃって・・・。」 「綱くん、先生なんだって？」 「う、うん。 今週までに提出すれば減点しないって」 「よかったな！綱！」 「う、うん！」 ヴァリアーとのリング争奪戦のせいでずっと学校を休んでいて溜まっていた宿題。 ただでさえ成績が悪いんだから提出物くらいしっかり出さないと・・・。 「獄寺くんはもう出したの？」 「はい！一晩で終わらせて出しました！」 「一晩！？ す、すごいね・・・。 山本は？」 「俺か？俺もまだだけど、 まぁなんとかなるだろ！！」 「(相変わらずポジティブだな・・・。)」 そんな普通の中学生らしい、 マフィアがしないような会話を 交わしていたら、聞き慣れた奇声が聞こえた。 「はひィィィィィ！！！？？」 「ハ、ハル！？」 「ど、どーしたの？ ハルちゃん？」 「家の鍵を教室に忘れてしまいました・・・・・。 ハル、学校に戻って取りに行ってきます！！」 「でも遠くないか？ ここから緑中までって結構距離あるぜ？」 「はひ・・・。じ、じゃあ、 みなさん、先に行っててください！！ 走って行けば追いつくと思います！！！」 返事を聞かずにハルは走って行ってしまった。 でも・・・・・。 「そろそろ暗くなるし、 一人だと危ないよね・・・。」 「なのな～・・・。」 「じゃあ。」 「うん。」 「だな。」 ポンッ 「？十代目？」 「そんなわけで獄寺くん」 「ハルちゃんのことよろしくね？」 「今なら走れば追いつくと思うぜ？」 打ち合わせしたわけでもないのに見事なまでに以心伝心。 「いやいやいやいや。 なんで俺が・・・。」 「だって獄寺くん、 ハルのこと好きなんでしょ？」 「ッ！！！？？？？」 「獄寺隠すのヘタなのな～。」 「なッ！！！」 「たぶん花も気づいてると思うよ？」 「く、黒川も！！？？」 獄寺くん、誤魔化すとかはしないの・・・・・・？ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
友達に教える [編集] 無料ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ作成は@peps! |