1/2ﾍﾟｰｼﾞ目 「ちゃおっす、骸」 「『ちゃおっす』じゃないですよ。何なんですかこれは」 見たことのないような豪華なイスに腰掛けた(というよりは座らされた)パイナッポーヘアの中学生、六道骸が指差す先には 見覚えのあるような、巨大モニターにフリップとペンの置かれた机。 言わばクイズ番組のセットだ。 「今度は何に巻き込むつもりです、アルコバレーノ」 「人聞き悪ィな。 お前のために準備したんだぞ」 「僕のため？」 「そうだぞ。 ツナとヒバリの仲をぶち壊そうとしていながらもまったく相手にされていないお前のためだぞ」 「クハァっっ・・・・！！」 骸は300のダメージを受けた！ リボーンの容赦ないコトバに重傷を負いながらも必死の耐える。 「あれを見てみろ、骸」 「なんです・・・？ ・・・・・・・なッ！！！」 目線の先にはイスに座り、縄で縛りつけられている綱吉がいた。 「つ、綱吉くんっ・・・・！？ な、なぜ・・・っ！！！」 「言っただろ？お前のためだって」 「どういう意味ですかっ！！」 「どうもこうもないよ」 「き、君はっ・・・・！！」 後ろから現れたのは並盛中風紀委員長、雲雀恭弥。 「な、なぜ君まで・・・・！？」 「さぁね。 僕が知るわけないだろう」 「いい加減くわしく教えてください、アルコバレーノ！！」 「赤ん坊、彼・・・じゃなくてこの南国果実、咬み殺していいの？」 どうやら雲雀は骸と同じ場所にいることが許せないらしい。 「ケンカはストップですよっ！！お二人共！！！」 「君は・・・・」 「たしか緑中の・・・」 またしても後ろから現れたのは、エリート女子中学校である緑中の新体操部エース、三浦ハル。 某おまけコーナーの衣装を身にまといマイクを持って現れた。 「来たか、ハル」 「はい！！ 準備に時間がかかってしまいましたぁ・・・！！」 「ハル、こいつらにこの番組の説明をしてやれ」 「わっかりましぁ！！！！」 「「（番組・・・？）」」 二人でおなじことを頭の中で疑問に感じたのは内緒にしておこう。 「ハルのハルハルクイズ！！の ルールは簡単です！！ これからいくつか問題を出していきます！ より多く問題に答えられたほうが勝者ですっ！！！ そして、勝者には賞品があるそうです！！！」 「『あるそうです』？」 「どうして確定形じゃないんだい？」 「司会者のハルにもわからないんですぅ・・・・。」 「お前らの喜ぶもんだ。 楽しみにしておけ。」 「「・・・・・・・。」」 「「(まさか・・・！！)」」 「まさか赤ん坊・・・」 「賞品って・・・・・」 「そうだぞ。 勝ったほうにツナをくれてやる。」 「なっっ！！！」 「はひっ！！！」 「くれてやるって、あの子は僕のなんだけど」 「わかったらさっさと座れ」 「人の話聞きなよ」 「雲雀くんっ！！！」 「んだよ南国果実(キレ)」 「(！！？？！)雲雀くん！！ 今日こそはっきりさせましょう！！僕と君、どちらが綱吉くんに相応しいか！！！」 「(だからあの子は僕のだって)かまわないよ。 そのかわり、君が負けたらもう２度とあの子につきまとわないでよね」 「いいでしょう！」 二人の間に火花が散っている。 と、言っても雲雀は目をそらしているので骸の幻覚だろう。 「それではっ！！！ 第一問ですぅ！！！！」 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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