・あらすじ 若い作家・野島は、劇場で杉子と初めて会った時に、その美貌に心を奪われ、恋に落ちる。親友の大宮は野島の恋を応援しようと約束するが…。 ・感想 まさに、青春小説。てかんじでした。 とにかくプラトニックラブ。 主人公・野島が、珍しいくらいの純情少年で(おくてとも言う)、一途で、解説のことばを借りるとつつましい。 それだけに、杉子が大宮を想っていると知ったとき、野島と一緒になって悲しく辛かったです。 杉子の手紙に書かれていた、野島への批判がグサグサ心に突き刺さりましたね。 大宮が友情に熱い人間だから、よけいに。 本当は大宮も杉子のことを愛しているんです。 だから苦悩して、杉子に冷たく当たったりもするんですが、結局、杉子と一緒に生きる道を選びます。 それを包み隠さず、この事実をどう裁いてくれてもいいと、野島に小説にして伝えるわけです。 鑑賞には、少し傲慢な、と書かれていましたが、私は本当に大宮はいいやつだよなぁと思いました。 あと、その事実を知った後の野島の決意が、めちゃくちゃ胸に迫りました。 《いいなと思った言葉》 (野島) 『…僕はもう処女ではない。 獅子だ。 傷ついた、孤独な獅子だ。 そして吠える。 君よ、仕事の上で決闘しよう。 君の残酷な荒療治は僕の決心をかためてくれた。』 [≫start] [―] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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