・あらすじ 超貧乏で苛酷な盆栽師の道を選んでしまった22歳の繭子。 近くにいる男子は盆栽に全ての情熱を傾ける変人の兄弟子・松本だけ。そこに現れたのは、お金持ちで大人の高野さん。なぜか見初められピカピカのレディに磨き上げられた繭子は、愛人になることを求められ…。二重生活で嘘を重ねるうちに自分の本当を見失う繭子。盆栽師か、愛人か、どっちを選ぶべきなのか――(帯より) ・感想 やっぱり恋愛小説はいいなぁと久々に実感しました。 あおりからして好きな設定です。松本と高野さんで板挟み状態。 こうゆうの好きなんだよな…(笑) 松本は繭子に盆栽ヲタクと称されるほど盆栽に情熱を注いでて、週一しかない休みも、感性を磨くために繭子を連れて川辺へスケッチに出かけるほど。 そういう一筋な生き方に繭子は憧れ、松本にひっそりと尊敬の念を抱いていたりして。 私もちょっと松本が羨ましく思えました。 繭子もいってましたが、自分の世界をもってる人、というのは惹かれますよね。 二人の間にあるのが盆栽というところが新鮮で、清清しい印象をうけました。 その松本と繭子の夫婦漫才もかくやというやり取りが面白かったです。 松本がいろんな意味でいい人。 繭子が腹黒。 いいコンビでした。 繭子はかなりの腹黒で、そのことでいろいろ悩むのですが、これがちょっと泣けます。 あと、この本を読んで盆栽に少し興味が沸きました。 盆栽は風景を模写したものらしいです。幹の真ん中あたりに視線を合わせて仰ぎ見ると、小鉢の中に風景が見えてくるのだとか。 風景を形作るために、枝や葉なんかを丹念に手入れするらしいです。 そうか、だから剪定が大変とかいうのか…。 ただ植えてあるだけと本気で思ってた私にしてみれば、目から鱗でした。 教えてくれたこの本に感謝です。 【2009.5/15】 [≫start] [―] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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