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ファイル夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦著)


・あらすじ
一途な先輩と「黒髪の乙女」ことかわいい後輩のてんやわんやな恋物語。

・感想

『今ここに一発逆転の希望を得て、ついにふたたび起動する私のロマンチック・エンジン。』

この文を見ての通り、ちょっと変わった文体の本です。賛否両論あるのですが、私はいける派でした。一々面白いので大変このうえなかったです(笑)

まず、この後輩がとってもかわいい上にズレてます。
…というか、むしろそのズレズレの性格かつ感性がもうなんだか可愛すぎました。
だもので、
外堀を埋めまくる涙ぐましい先輩の努力は、殆ど報われません。
ドキドキというより、ワハハ(?)ってします。ぶっちゃけ言うと、恋恋してるのは最後の章に詰め込んであって、大半は単純にコメディ、という感じがしました。
大恋愛を期待してた人は、少しあれっ?て感じになるかと。

でも、かなり、読んでて楽しかったです。

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